ルナバーガーで使用している油は、主に平田産業さんの純正菜種油一番搾りを使用しております。

ルナバーガーを開業するにあたって、油選びはとても悩みました。
使用頻度の多い油ですから、より良質なものを選びたい。

そこで様々な油を試しましたが、中でも平田産業さんの油は「そのまま生で飲んでも油っこくなく軽い」
一口飲んで「これだ！」って決めさせて頂きました。
（試飲の為に飲んだので、油を生で飲むことはお勧めしません）

平田産業さんは明治35年創業の菜種油専門の製油会社です。
そのこだわりは、
1. NON-GMOの原料にこだわる
2. 一番搾りという搾り方にこだわる
3. 水とお酢だけの精製にこだわる
と、原料・製法にこだわった油は当店のこだわりとも通ずるところがあり、使用を決めさせて頂きました。

平田産業さんの菜種油の原料は、次第に確保が難しくなってきている非遺伝子組換えの菜種（NON-GMO）です。

遺伝子組換え作物（GMO）が人体や環境などに与える影響については未だに議論されている問題も多いことから、
「自分の子供に食べさせたい」という当店の選定基準から非遺伝子組換えの菜種（NON-GMO）を選ばせて頂きました。

当然、業務用の一般の油と比べると高価なものですが、身体作りに必要で大切な油だからこそ妥協せず納得のいくものを使いたい。

まずは素材選びからこだわることが、ルナバーガーのヴィーガンバーガーのこだわりの一つです。

油のしぼり方には大きくわけて「抽出法」と「圧搾法」という2つの方法があります。

圧搾法：原料に圧力をかけて物理的に搾油する方法
抽出法：N-ヘキサンという溶剤を加えて油分を溶剤に移し蒸留する方法

一般的な食用油は「抽出法」で油を取り出しております。
抽出法とは、化学溶剤をかけて原料から油をとりだす方法で、効率よく油を搾ることができるので市場では安価に流通しています。
ただ、抽出した油は黒く、臭いも強いため色をぬく為の脱色や、臭いをとる為の脱臭を特別に行う必要があります。

一方、圧搾法とは、その名の通り、原料に圧力をかけて油を搾りだします。
圧搾法は手間や時間がかかる上、抽出法に比べ採れる油の量も少なくなります。

しかし、余分な脱色・脱臭などの精製をしないため、油に原料本来の風味や栄養分がそのまま残され、自然の味や香りを楽しむことができます。
この「圧搾」で搾油された油を「一番搾り」と呼んでいます。

また、搾っただけの油には不純物が含まれています。
一般的には「脱ガム・脱酸」と呼ばれるリン酸や苛性ソーダを使用して不純物の除去が行われますが、
平田産業さんでは、お酢と自然豊かな朝倉の水で出来たお湯を使い不純物を除去しております。

安心できる企業様から仕入れするのも、ルナバーガーのヴィーガンバーガーのこだわりの一つです。

当店の人気商品「ヴィーガンマラサダ」や「厚切りポテトチップス」も
そんなこだわり油で揚げたからこその美味しさが味わえます。

よくお客様から「揚げたてはもちろんのこと、冷めても美味しい」とお声掛け頂きます。
それはきっと油のおかげです。

また、バーガーのパテやトマトソースにも一番搾りの菜種油を使用しております。
バーガーも出来立てが一番美味しいのですが、やっぱり冷めて美味しいとお声掛け頂きます。
だから、お土産用にバーガーやマラサダを持ち帰るかたも多数いらっしゃいます。

良質な油で作った料理だからこそ、冷めても美味しさを維持出来るのだと思います。

そして、当店のヴィーガンバーガーの味のアクセントにもなっているソイマヨネーズ
菜種油と豆乳、砂糖と塩、りんご酢だけで作られた卵不使用のマヨネーズですが、
しっかりとしたコクとまろやかさがあるにもかかわらず、軽い仕上がりになっています。
それも一番搾りの菜種油のおかげです。

当店のネット通販で「おうちでルナバーガー」をご注文頂くと
ご家庭でつくれる「ヴィーガンマヨネーズ」のレシピが同封されております。

おうちでルナバーガーセットとヴィーガンマヨネーズを使ってご自身でこだわりのヴィーガンバーガーを作ってみてはいかがでしょうか？